# 第十話 素材が全てを決める
「一番大事なのは何ですか?」 たまに聞かれる事があります。 デザインですか? シルエットですか? 縫製ですか? もちろん全部大事です。 でも一つだけ選べと言われたら、僕は迷わず素材と答えます。 ここま
デザイナー橋本淳によるブログ。デザイン哲学、コレクション制作の裏側、ファッションへの想いを綴ります。
「一番大事なのは何ですか?」 たまに聞かれる事があります。 デザインですか? シルエットですか? 縫製ですか? もちろん全部大事です。 でも一つだけ選べと言われたら、僕は迷わず素材と答えます。 ここま
最近の生地は本当に凄いと思います。 ストレッチ、防シワ、接触冷感、吸水速乾、UVカット、昔では考えられなかった機能が当たり前のように付き、混率を見てもポリエステルやナイロンが入っているとは思えないくら
「この生地、今すごく売れていますよ」 生地屋さんへ行くと、よくこんな言葉を聞きます。 もちろん気になります。 売れていると言う事は、それだけ多くのブランドが採用していると言う事だし、価格のバランスが良
デザイナーになって20年以上経ちますが、生地を選ぶ時に最初に値段を聞いた事は殆どありません。 必ず最後です。 理由はシンプル。 値段を先に知ると、自分の判断が少しブレる気がするからです。 高いと聞けば
「毎シーズン1万種類以上の生地を見る」 自分でも良く見てるなと思います。 でも正直、1万種類見る事が目的ではありません。 僕は単純に生地を見る事が好きなんです。 生地屋さんへ行くとワクワクするし、「今
デザインをしていると「今年はオーバーサイズが流行ってる」「次は短丈だ」そんな話をよく耳にします。 もちろん流行も大事です。 でも僕は、その前に考える事があります。 この生地、どんな形が一番格好良く見え
生地屋さんへ行くと、まず生地を触る人が多いと思います。 でも僕は違います。 まず見ます。 理由は簡単、服には二つの評価があると思っているからです。 一つは自己評価、自分が好きか、着心地が良いか、鏡を見
「天然素材と化学繊維、どちらが好きですか?」よく聞かれる質問です。僕の答えは、とてもシンプルです。
「このブランドは生地が良い」。よく耳にする言葉です。ただ、その“良い生地”とは、一体何を基準にしているのでしょうか。
服を作る時、ほとんどのブランドはデザインから考えます。でも、僕は逆です。まず最初に素材を見ます。